沖電気工業は2月18日、同社CTI(Computer Telephony Integration)システム、CTstage 4i for .NETの中国語バージョン「CTstage 4i 中国語版」を開発し、2003年4月より中国市場に向けて販売開始すると発表した。
中小規模コールセンター向けモデルと、100席以上の大規模向けモデルを用意し、ハード・ソフト一体型で提供する。製品の中国における製造、販売は、同社中国現地法人である沖電気軟件技術(江蘇)有限公司が行う。
「中国では、大企業をはじめとして中小企業でもコールセンターの需要が急増している。また、日本企業の対中国投資も活発化しており、中国でコールセンターを立ち上げたいという日本企業のニーズも高まっている」(同社)
オペレーターに均等に着信を配分するACD機能や、自動音声応答のIVR機能など、これまで外付けのハードウェアやPBXが必要であった各種機能を1台のWindowsサーバ上で実現する。プラットフォームは、マイクロソフトの「Microsoft.NET」、ハードウェアにはIBMのサーバ「IBM xSeries 225」、回線制御用のボードにはインテル製のテレフォニーボードを採用する。
販売目標は3年間で200セット。標準システム価格は、UnPBXコールセンター10席が1000万円〜、UnPBXコールセンター50席が3000万円〜、ソフトスイッチコールセンター300席が1億5000万円〜。
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