米Apple Computerは米国時間2月4日、液晶ディスプレイを搭載する一体型デスクトップパソコンiMacの最新モデルと、CRTディスプレイを搭載する一体型デスクトップパソコンeMacの値下げを発表した。
従来3モデルで構成していたiMacの製品ラインは、17インチモデルと15インチモデルの合計2モデルとなる。このうち17インチモデルでは動作周波数1GHzのPowerPC G4プロセッサを搭載し、最新の無線ネットワーク技術に対応する。
17インチモデルの価格は旧モデルの1999ドルから1799ドルに引き下げた。15インチモデルも同様にこれまでの1499ドルから1299ドルへと引き下げた。
eMacでは、ハイエンドモデルをこれまでの1499ドルから1299に、エントリーモデルを1099ドルから999ドルに下げた。
「Appleはパソコンのシェア復活を目指して積極的に動いている。特に価格面でその傾向が強い」(米調査会社IDCのアナリストRoger Kay)
「1799ドルにしては17インチモデルの質は高い」と指摘するのはNPDTechworld のアナリストのStephen Baker。Appleは製品ラインの簡素化と価格引き下げで、低迷するパソコン売上げの底上げを狙うようだ。
米調査会社IDCによると、2002年第4四半期、世界のパソコン市場におけるAppleのシェアは、前期の2.4%から2%に下がった。米国市場でも前期の3.8%から3.1%に下がっている。
新型iMacの主な仕様は以下の通り。
17インチ型ワイドスクリーン液晶ディスプレイを搭載するハイエンドモデルは、動作周波数1GHzのPowerPC G4プロセッサを搭載する。メモリー容量は256Mバイト、ハードディスクドライブ(HDD)は80Gバイト。4倍速のSuperDrive(DVD-R/CD-RW両用ドライブ)、64Mバイトのビデオメモリを備えたGeForce4 MXグラフィックプロセッサを搭載する。無線LANは最大転送速度54Mbpsの802.11g規格に対応したAirPort Extreme。このほかBluetooth、FireWire 800にも対応する。
15インチモデルは、動作周波数800MHzのPowerPC G4プロセッサを搭載する。メモリー容量は256Mバイト、ハードディスクドライブ(HDD)は60Gバイト。コンボドライブ(DVD-ROM/CD-RW両用ドライブ)、32Mバイトのビデオメモリを備えたGeForce2 MXを搭載する。無線LANは802.11bのみに対応するAirPort。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス