オン・ザ・エッヂのQ1決算、2億円の赤字に

永井美智子(CNET Japan編集部)2003年02月03日 16時16分

 オン・ザ・エッヂは1月30日、2003年9月期の第1四半期(2002年10月〜12月)の連結決算を発表した。事業拡大による営業費用の増加や特別損失が響き、2億200万円の赤字となった。

 2003年9月期の第1四半期は売上高が前年同期比66.8%増の15億3100万円となったものの、インターネット接続事業の買収などで営業費用が増加し、またホームページ製作などのウェブ事業が落ち込んだことなどから、営業利益は前年同期比69.8%減の3400万円、経常利益は1100万円(前年同期比94%減)となった。さらに投資有価証券の評価損が膨らんだ結果、当期純損失が2億200万円となった。

 事業別の売上を見ると、特に業績が落ち込んだのがウェブ事業。受注単価の落ち込みに加え、広告コンテンツが伸びなかったことが大きな要因となり、ウェブ事業の売上高は前年同期比31.3%減の1億9495万円。営業損益は4731万円の赤字となった。

 ネットワーク&ソリューション事業については、2002年7月に買収した高速インターネット接続サービス「bitcat」や、10月に営業譲渡した「livedoor」が業績に寄与し、売上高は7億6642万円(前年同期比131.5%増)、営業利益は1億5233万円となっている。

 今後はウェブ事業の再編を行っていくほか、ネットワーク&ソリューション事業の営業力強化などに重点を置く方針という。なお、オン・ザ・エッヂは2002年11月に、2003年9月期の連結業績見通しを前年比30.2%増の売上高76億7000万円、営業利益13億9500万円(前年比17.7%増)、経常利益13億600万円(前年比14.9%)としているが、見通しに変更はないという。また、オン・ザ・エッヂは2003年4月1日付けで、社名をエッジ株式会社に変更することが決まっている。

オン・ザ・エッヂの発表資料

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