サン・マイクロシステムズは1月29日、ユーザー認証管理プラットフォーム「Sun ONE Identity Server 6.0」の受注を同日より始めると発表した。
Sun ONE Identity Server 6.0は、シングルサインオン仕様であるLiberty Alliance Version 1.0とXMLフレームワーク仕様のSecurity Assertion Markup Language(SAML)に準拠する。
ネットワーク上で複数のコンテンツやサービスを利用する際、ユーザーはサイトごとに異なるユーザーIDやパスワードを使う必要がある。Liberty Allianceはこうしたサイトごとの認証をシームレスに行う連携認証の仕様。
ユーザーは異なるサイトでそれぞれ異なるユーザーID/パスワードを直接渡すのではなく、同規格に対応した各サイト間におけるユーザーID/パスワードの連携情報のみを渡す。これにより、「インターネット上で個人情報の漏洩が起こらない環境が構築できる」(サン)
Sun ONE Identity Server 6.0は、この連携認証を実現するための基盤技術としてSAMLを採用、認証サービスを提供するベンダー間の相互運用性を確保する。
Sun ONE Identity Server 6.0ではこのほか、企業内ネットワークで稼働するWebサーバ向けのシングルサインオンエージェントを提供する。
Sun ONE Identity Server 6.0の価格は、300万円/1000エントリライセンスから。出荷開始は2月17日を予定する。
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