ケンウッド、パイオニア、シャープ、ソニーの4社は、共同でインターネットを介した音楽配信の事業を検討する企画会社を設立する。4社が合意に達したことを1月23日に明らかにした。
社名は「エニーミュージック企画」。この新会社で4社は、オーディオ機器などにインターネットから音楽を直接配信するサービスの事業を検討する。サービス名称は「any music」。any musicは関連サービスを提供する総合ネットワークサービスや共通プラットホームの名称にもなる。
4社は、「パソコンを利用した無制限な音楽ファイル交換などの影響で音楽業界は多大な影響を被っている」と説明する。「any musicでは、著作権管理・配信技術のOpenMG Xを採用し、ネットワークにつながった同プラットホーム対応のホームオーディオ機器に直接配信することで、著作権を保護しながら音楽コンテンツを提供する」(4社)
4社はまもなく「any musicサービス検討会」を発足させる予定。レコード会社に参加を要請しており、サービス内容を共同で検討する。
企画会社での検討後は事業会社を設立し、2003年秋にもサービスを始めたいとしている。併行して4社と賛同オーディオ機器メーカーが共同で対応機器の仕様をまとめる。サービス開始と同時期の製品発売を目指す。なお将来的には、カーオーディオなど車載機器への対応も検討するという。
any musicはすでにオーディオ機器メーカーであるオンキヨー、デノン、日本ビクター、ヤマハのほか、NECエレクトロニクス、日立製作所、富士通、三菱電機といった半導体メーカーの賛同を得ている。
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