イー・アクセスがIPv6の実験サービス開始

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年01月22日 10時11分

 イー・アクセスは1月21日、提携ISPと共同で「IPv6」の実証実験サービスを開始すると発表した。イー・アクセスのADSLユーザーを対象に、日本テレコムのODN、KDDIのDIONなどの各ISPでモニターを募集する。

 このうち、ODNは2月1日から募集を始める。サービス期間は2月1日〜8月31日。募集人数は100人。DIONについては準備が整い次第募集を開始するとしている。

 今回の実験サービスはデュアルスタック型のサービスとなる。デュアルスタックとは同一ネット上でIPv4とIPv6の両方のパケットを共存させる技術。IPv4を使う従来のネットワークとIPv6ネットワークを1本の回線で利用できる。なおIPv6の接続形態にはこのほか、IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化して伝送するトンネル方式とIPv6専用のネイティブ方式がある。前者はカプセル化機能を持つトンネル・サーバーが必要。後者ではIPv4用とIPv6用でそれぞれのアクセス回線が必要となるが、デュアルスタックではそうした手間はいらない。

 なお、今回の実験サービスでは、日立製作所のブロードバンドアクセスサーバー「AG8100-B」を採用する。同機のもつデュアルスタック機能と、IPv6アドレスの自動割当て機能により、容易にIPv4/IPv6双方のサービスを利用できるという。

イー・アクセスのプレスリリース
日立製作所のプレスリリース
ODNの募集案内

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]