ファンドによる第三者割当増資とTOBでGDHの株価が乱高下

 アニメの企画、制作や版権など権利、使用許諾などを手掛けるGDH株の乱高下が新興市場で話題となった。9月11日のGDH株は買い気配で始まり前日終値8800円比1000円高の9800円まで上昇。値幅制限いっぱいとなるストップ高に買われた。ただ、その直後に投資マインドが急変。一転売り気配に転じ、午前10時過ぎには前日終値比マイナスに下落。午後の取引も軟調なままで、結局、9月11日の終値は前日終値比600円安の8200円だった。

 GDHは9月10日、投資ファンドのいわかぜキャピタルを割当先とした第三者割当増資と、同ファンドが実施するTOB(株式公開買い付け)に賛同することを発表した。この発表を受けた9月11日の株価はまず、増資による財務基盤の強化を好感した。

 同社は増資により約19億円を調達する。GDHは業績が低迷しており、継続企業の前提に疑義の注記の付いている。現在は債務超過に陥っていることもあり、財務体質は危機的状態だった。

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