兵庫県警生活経済課と生田署は2月1日、神戸市内のホテルで客室のテレビにゲームを無断上映し、客に利用させていたとして同ホテルを経営する神戸市の会社の役員男性(23歳)を、著作権法違反(上映権の侵害)の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が2月2日に発表した。
この男性は、2010年9月9日〜11月25日の間、4回にわたって神戸市のホテルの客室2カ所で「マリオカートWii」や「マリオパーティ8」、「バイオハザード5」、「真・三國無双5」を客4人に対して上映していた。
上映権とは、他人によって無断で著作物を公に上映されない権利。上映とは、テレビやスクリーン、PCのディスプレイなどに映写する行為を指し、映画や映像だけでなく、すべての著作物が対象となっているという。ホテルでのゲームの無断上映が摘発されるのは、2002年7月に愛知県豊川市内のホテル経営会社と役員男性が書類送検されて以来、2件目としている。
ACCSの調査では、客室には「無料レンタルアイテム」という冊子が置かれており、ゲームソフトのリストが掲載されていた。客がフロントに電話で希望のソフトを注文すると、従業員が客室にゲーム機やソフトを持参していたという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス