セイコーエプソン、中国の液晶ディスプレイ子会社をソニーへ譲渡

加納恵(編集部)2011年02月02日 18時23分

 セイコーエプソンとソニーは2月2日、中国で中、小型TFT液晶ディスプレイの生産を手がけるエプソンの100%子会社「Suzhou Epson Co., Ltd.(SZE)」の全持分を、ソニーの100%子会社であるSony(China)Limitedへ譲渡すると発表した。同日正式に契約を締結したという。

 SZEは、1996年に設立された液晶ディスプレイ製造会社。中、小型液晶生産におけるタッチパネル工程を担う。譲渡価額は7億7500万人民元。2011年度上期中に譲渡する見込みだ。

 セイコーエプソンでは、中、小型TFT液晶ディスプレイ事業の事業構造改革に取り組んでおり、2010年4月にもエプソンイメージングデバイスが手がける中、小型TFT液晶ディスプレイ事業に関する生産関連資産の一部をソニーグループに譲渡している。

 今回のSZE全持分譲渡により、ソニーでは液晶の一貫オペレーション体制を構築できるとのこと。事業運営のスピードアップ、効率化などにつながるとしている。

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