現在、Microsoftのクラウド向けプログラミングモデルは「.NET」だが、将来的にこれに代わる可能性があるのが「Orleans」だ。
Orleansは以前このブログでも少し紹介したMicrosoft Researchプロジェクトだ。Microsoftが本拠地のワシントン州レドモンドで開催した「Professional Developers Conference(PDC)」で、Microsoftは研究段階にある技術としてOrleansを披露していた。
Orleansは現在、Microsoft社内のeXtreme Computingグループで進んでいるプロジェクトである。eXtreme Computingは、「超高速コンピューティングに関する最先端」の研究開発を受け持つグループ。Orleansはすでにプロトタイプ化されており、オンラインクエリ実行ツールの「Horton」など、Orleansをベースとしたリサーチプロジェクトもあるという。
Microsoftのウェブサイトには、Orleansの紹介として以下のように掲載されている。
Orleansは、「プライベート/共有ステートを持つコンピューテーション単位である“Grain(粒)”を中心としたシンプルなプログラミングモデルを提供する。これらは、他のGrainとメッセージを送受信したり、クライアントからの要求に応じるときに単独で通信する。この種類のシステムで共通して利用できる機能を提供するOrleansのランタイムを組み合わせることで抽象化を進め、開発者は拡張性がありきちんと動くクラウドアプリケーションを構築できる」
以下は、Orleansのウェブサイトに掲載されている図だ。
Orleansは3つのコンポーネントで構成される:プログラミングモデル、プログラミング言語とツール、ランタイムシステムだ。標準の.NET言語(現在、C♯のみ)とカスタム属性を利用するという。
OrleansがMicrosoftのクラウド向けプログラミングモデルになるかどうかについて、最終的なコミットや計画は明らかにされていない。それでも、将来どのように発展するのか期待したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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