ウェブ上で年賀状の作成から送付まで可能な「ウェブポ」、2011年向けサービスを開始

岩本有平(編集部)2010年11月01日 12時00分

 リプレックスは11月1日、オンライン年賀状送付サービス「ウェブポ」の2011年正月向けサービスを開始した。

 ウェブポは、サイト上でテンプレートを選び、受け取り手の住所を入力すれば、オンラインで年賀状の作成から送付までできるサービスだ。Twitterでフォローしあう関係にあるユーザーやメールアドレスだけしか知らない友人に対しても、ウェブポ経由でTwitterのダイレクトメッセージやメールを送って住所を入力してもらい、年賀状を送付できる。2010年正月向けサービスでは、スポーツ選手や有名人に年賀状を送付できる「ウェブポ有名人」も展開した。

 価格は標準テンプレートを利用した場合1通78円(はがき代別)、スポンサー付きのテンプレートははがき代込みで1通48円、そのほかにプレミアムテンプレートも用意する。年賀状は印刷された後に直接送付できるほか、送り手の住所にいったん送付し、加筆した上であらためてポストに投函することもできる。

 送付先の住所情報については、各種年賀状作成ソフトの住所録やGmailのアドレス帳などをインポート可能。2010年正月向けサービスを利用したユーザーは、登録済みの住所情報をそのまま利用できる。住所などの個人情報は、「SecuTect」と呼ばれる技術を使って暗号化しており、リプレックスからもアクセスできない形で保管される。

 ウェブポでは、SecuTectを通じて富士フイルムの印刷サービスやGMOペイメントゲートウェイの決済サービスと連携している。この仕組みでは、ほかのさまざまなサービスとも連携できるため、「個人情報を守りつつ、さまざまなソーシャルグラフと連携したサービスを提供できる。今後は物販などとも連携していきたい」とリプレックス代表取締役の直野典彦氏は説明する。

SecuTectのイメージ SecuTectのイメージ。SecuTect上で個人情報を保護することで、あるサービス上のソーシャルグラフをほかのサービスで利用することもできる。ウェブポでは富士フィルム、GMOペイメントゲートウェイなどと連携している

 前回のサービスでも連携していた日本郵便の「郵便年賀.jp」とも連携を強化。同サイトで配布中の年賀状作成ソフト「はがきデザインキット2011」で作成したテンプレートを直接ウェブポにインポートすることも可能になった。そのほか、イトーヨーカ堂の「イトーヨーカドー2011 卯年懸賞付き年賀状」、富士フイルムの「富士フイルム年賀状印刷」、ベネフィット・ワンの「ベネ・ステ年賀状」(会員のみ利用可能)ともサービスを連携。各年賀状送付サービスから、ウェブポを利用できる。

 またウェブポ有名人の試みも強化する。年末に向けて、プロスポーツ選手やタレント、キャラクターなど、さまざまな有名人にウェブポ経由で年賀状を送付できるようになる予定だ。「今回はウェブポ有名人の管理用インターフェースも用意しており、有名人の登録とURLの発行だけでサービスを始められる」(リプレックス取締役の渡邊康治氏)

ウェブポでの年賀状作成 ウェブ上で年賀状の作成から送付までが可能な「ウェブポ」

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