マカフィー買収で目指すもの--インテル幹部インタビュー

文:Brooke Crothers(Special to CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年08月26日 07時30分

 IntelのSoftware and Services Group担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるRenee J. James氏は米国時間8月19日、米CNETとのインタビューで、セキュリティ企業McAfeeを76億8000万ドルで買収するIntelの計画について語った。

IntelのシニアバイスプレジデントRenee J. James氏 IntelのシニアバイスプレジデントRenee J. James氏
提供:Intel

 James氏はIntelの製品ライン全般にわたるソフトウェア製品とサポートの提供を統括している。さらにIntelの世界的なデベロッパープログラムや次世代ソフトウェアの研究開発も担当しているほか、Software and Services Groupの管轄下にあるIntelの子会社Wind River SystemsとHavokの会長も務めている。

--McAfeeの強みは何だとお考えですか。

James氏:McAfeeの一番の強みは、すばらしい研究開発チーム、エンジニアリング、そしてセキュリティの中核となる部分、つまりデータベース脅威管理に関する調査研究があることです。同社は過去2〜3年で、その強みをいくつかの重要な買収で強化してきました。将来を考えると、McAfeeの中核技術は、モバイルやクラウドベースのセキュリティへの対応に向けて非常に有利な位置にあります。今後セキュリティはそのような方向に向かっていくと思います。McAfeeはウイルス対策分野で市場トップというわけではありません。ウイルス対策は重要な事業であり今後も重要であり続けるでしょうが、McAfeeには同じくらい重要な資産が他にあります。McAfeeはセキュリティ専業会社です。その点もIntelにとって魅力的でした。それから同社が四半期ごと、年ごとに堅調な成長を遂げてきている企業であることです。

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