日本通信は3月17日、SIMだけが入っているパッケージ製品「通信電池 b-mobileSIM(ビーモバイルシム)」シリーズを、4月5日より順次発売すると発表した。
パッケージにはNTTドコモ3Gネットワーク用のSIMカードが入っており、これをSIMフリー端末等に挿すことで、一定期間3Gネットワークを利用できるというもの。
通信電池 b-mobileSIMシリーズの第1弾として、「b-mobileSIM U300」を発売する。ベストエフォート300kbps超(上下)の3Gネットワークを使い放題で利用でき、価格は1年間パッケージで2万9800円。6カ月パッケージは1万4900円で、1カ月パッケージは2980円。
当初は日本通信のオンラインショップ「bマーケット」で販売する。
日本通信は2009年7月、Android端末用に「Android 開発者向けチャージ済み SIM パッケージ」を販売していたが、開発者など特定の人向けのものだった。これを一般化したのが、今回のb-mobileSIM U300だ。
日本通信によれば、「SIMロック問題により、日本および海外のメーカーは日本市場に入りにくい状況が続いていた。更なるオープン化を進めるSIMロック解除を強力に推進するため、SIMのみをパッケージ化して本格的に販売することにした」としている。
“通信電池”という名称については「1年間使える乾電池のようなものなので、日本通信はこれを“通信電池”というコンセプトとして位置づけた」とコメントしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス