Skypeは米国時間1月5日、高精細テレビ(HDTV)の複数モデルにサービスを組み込むと発表した。同社はまた、PC上でのHD(720p)ビデオ通話をサポートすると付け加えた。
今回の動きでSkypeが目指しているのは、居間でのビデオ会議を可能にすることに加え、HDビデオでの通話を主流にすることだ。
Skypeの説明によると、最新のWindows版では、HDウェブカメラと動作周波数1.8GHz以上のチップを搭載していればHD通話が可能だという。HDウェブカメラは、2010年1月のConsumer Electronics Show(CES)で発表され、同年前半には出荷される見込みだ。
さらに興味深いのは、Skypeがネット接続されたHDTVにサービスを組み込むという点だ(ブログ、声明)。Skypeは自社サービスをHDTVに組み込むことで(同社はLG電子およびパナソニックと契約を結んだ)、同じく「デジタルリビングルーム」というパズルの重要なピースを手にするCisco Systemsなど、未来の競合相手に対して販路を獲得しつつある。
具体的な製品としては、パナソニックの「VIERA CAST」2010年モデルと、LGの26インチ液晶およびプラズマHDTVにSkypeが組み込まれる。いずれの製品ラインも、2010年半ばに発売される予定だ。Skypeはまた、LGとパナソニックが「ソファーの距離(にいるユーザー)」の音声と映像を取得できるHDウェブカメラを提供する予定だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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