総務省は11月24日、小電力の無線システムを利用した「デジタルコードレス電話」新方式の技術様式における提案募集を開始した。
現在デジタルコードレス電話方式として広く利用されているのは、1993年に制度化された1.9GHz帯周波数を利用したもの。周波数の利用効率に優れているのが特長だ。しかし、高速データ通信など機能の高度化が困難なことから、総務省の情報通信審議会情報通信技術分科会小電力無線システム委員会では新たな方式の策定を目指している。
新方式では、キャリアセンス等により現行方式との共存によって周波数を有効利用しながら、高速データ通信等の高度化への対応、新たなアプリケーションの利用を可能にするなどの要件が求められている。
新技術の提案は12月24日まで受け付ける。その後は、小電力無線システム委員会で審議され、2010年4月をめどに一部答申をし、関係規定が整備される方針だ。
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