Cisco Systemsが、テレビ会議機器メーカーTANDBERGの買収提示額を34億1000万ドルに引き上げた。
Ciscoは当初、30億ドルでの買収を提案したが、同社を過小評価しているとして、TANDBERGの大半の株主から拒否された。
これまでのところ、投資会社OppenheimerFundsやノルウェー政府の年金基金Folketrygdfondetなど、TANDBERGの株主の40%以上が、新しい買収提案を受け入れる姿勢を示している。
Ciscoは米国時間10月1日に、TANDBERGを30億ドルの現金で買収する方針を発表した。TANDBERGはテレビ会議機器の世界的な大手サプライヤーで、ノルウェーのオスロとニューヨーク市に本社がある。
テレビ会議は、出張費の削減を目指す企業の間で重要性が増しており、成長産業と考えられている。Ciscoはこの分野でのシェア拡大を狙っており、アナリストは、Ciscoがそう簡単にはTANDBERGをあきらめないと見ている。
新しい買収提案の期限は12月1日となっている。Ciscoは、買収提案が期限までに受けいれられなければ、提案を撤回し、他の方法を検討して、テレビ会議市場におけるシェア拡大を図ると述べている。
Ciscoは最近、ニッチ市場の比較的規模が小さい企業の買収を精力的に押し進めており、この1年間に数社を買収したほか、最近になって、セキュリティソフトウェア企業のScanSafeとワイヤレス機器メーカーのStarent Networksの買収計画を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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