Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、広告に対する意識調査を行った。
「広告離れ」という言葉をよく耳にするようになったが、消費者は広告に対してどのような意識を持っているのだろうか。
インターネット広告は、市場の拡大とアドテクノロジの進化により、その形態が少しずつ変化してきている。ユーザーの行動履歴をもとに広告配信を行うターゲティング広告などはその最たる例である。ターゲティング広告は、効果的にターゲットをセグメント出来る一方で、どこまで個人の情報を記録・特定して良いのかというモラル上の問題も存在する。
今回の調査では、広告に対する意識をユーザーの経験と意識という2つの側面から分析していきたいと思う。まず、前編となる広告に関する意識調査では、ユーザーの広告との経験について調査した。
【調査結果サマリー】
調査対象は、10代〜50代の男女500人。性別は男性が47%、女性が53%。年代別は10代:1.8%、20代:18.6%、30代:31.8%、40代:23.8%、50代:17.2%、60代:6.8%となっている。
Q1では、広告によってそれまで知らなかった商品やサービスに接し、良かった・得をしたと思った経験があるかどうかを尋ねた。その結果、63.8%のユーザーが広告によって得をした経験がある(「非常にある」と「多少ある」の合計)と回答した。ユーザーによって“得”の定義はそれぞれだが、60%以上のユーザーが広告から何かしら良い経験をしているという事は出来るだろう。
Q2では、Q1で得をした経験があると回答した319人に対して、それは具体的にどういったメディアであったかを尋ねた。最も回答率が高かったのは「インターネット」で88.7%。次いで、「テレビ」の86.8%、そして「雑誌」の64.9%が続く結果となった。
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