キヤノンは10月1日、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として自社製LCOSパネルを搭載した液晶プロジェクタ「WUX10 MarkII」など4機種を発表した。10月中旬から順次発売する。
パワープロジェクターシリーズのラインアップに加わったのは「WUX10 MarkII」「SX80 MarkII」「LV-7370」「LV-7275」の4機種。WUX10 MarkIIは、1920×1200ドットのLCOSパネルと独自の光学システム「AISYS」(エイシス)による高画質に加え、デジタル写真を美しく投写する「PHOTOモード」を採用した。輝度は3200ルーメンで、コントラストは1000対1。新設計の高性能投写レンズ、設定が容易な「オートセットアップ」などのほか、オプションで医療系教育機関に適した「DICOM SIMモード」も備えた。価格はオープン。
SX80 MarkIIは、DVI-I入力やミニD-Sub15ピン、HDMI入力、さらにはUSBメモリやPictBridge対応のデジタルカメラからデータを直接投写できるUSB端子など、多彩なインターフェースを備えたモデルだ。1400×1050ドットのLCOSパネルを搭載しており、輝度は3000ルーメン。WUX10 MarkIIと同様にオートセットアップやフォトモードを装備するほか、オプションでDICOM SIMモードにも対応している。価格は44万8000円。
LV-7370とLV-7275は、狭い会議室でも大画面投写ができる「短焦点+1.2倍ズーム」、映像信号が入力されるとプロジェクタが自動起動する「ダイレクトパワーオン」、冷却ファンの回転中に電源を切断できる「ダイレクトパーオフ」、DVDの音源も直接再生できる「7Wモノラルスピーカ」などを搭載したモデルだ。輝度はLV-7370が3000ルーメン、LV-7275が2600ルーメンとなっている。価格はLV-7370が24万8000円、LV-7275が19万8000円となる。
発売日はWUX10 MarkIIが10月中旬で、その他の機種は10月下旬を予定している。
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