最初はSteve Jobs氏の健康についてだった。次が2009年になってからのレイオフ。そして今度は「Google Voice」排除問題で、Appleの信頼性がまたもや疑問視されている。
Appleと日ごろからかかわっている人なら誰でも、Appleが自社の都合の良いように情報を流す企業だということを知っている。しかし今回は米連邦政府でさえ、Appleが「iPhone」向けのGoogle Voiceアプリケーションを却下したことについて、明確な回答を得るのに苦労している。
Googleは米国時間7月28日、同社の通話およびメッセージサービスアプリケーションであるGoogle Voiceが、Appleの「App Store」で拒否されたと発表した。その3日後、GoogleとApple、そして米国でiPhoneを独占販売している通信事業者AT&Tは、このアプリケーションの却下に関して、米連邦通信委員会(FCC)から情報を求められた。AppleはFCCへの回答の中で、このアプリケーションは却下されたのではなく、まだ「審査中」だとした。一方Googleの回答では、最も興味深い部分は9月18日になって初めて公表されたのだが、Appleのマーケティング担当シニアバイスプレジデントのPhil Schiller氏とGoogleのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのAlan Eustace氏の間で7月中に何度か話し合いが持たれ、その中で7月7日に、Google VoiceはiPhoneの電話番号ダイヤル機能と重複しているため却下されたことがSchiller氏からEustace氏に伝えられたとしている。
FCCへの回答でのGoogleとAppleの言い分には食い違いがあり、これはもちろん、さらに多くの問題を呼び起こす。Googleの回答に応えて、Appleは9月18日に次のような声明を発表した。
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