Appleは米国時間9月9日、サンフランシスコのダウンタウンにあるYerba Buena Center for the Artsで開催の招待制のイベントで、刷新された「iPod」ラインアップや、新しい「iTunes」、そして「iPhone」「iPod touch」用の新しいシステムソフトウェアを発表した。
タブレットコンピュータや、「Apple TV」のアップデート版といった(うわさされていた)ものはなかったものの、Appleの最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏が2008年10月以来初めて公の場に登場して、基調講演の司会を務めたことには、誰もが驚かされた。
今回の発表内容、そしてそれが重要であるのはなぜかを、以下でざっと見渡していく。
Appleは、アップデートされた「iPod nano」を発表した。これには、本体左下部に内蔵ビデオカメラとマイクが搭載されている。また、2インチからわずかに大きくなった2.2インチディスプレイを備えている。Wi-Fiや組み込みウェブブラウザはまだないので、まず動画を自分のコンピュータと同期してからファイルにアクセスし編集する必要がある。この最新のデバイスには、iPodユーザーが長い間切望していた機能である、FMチューナーも搭載されている。
新しいiPod nanoは、8Gバイト版(149ドル)と16Gバイト版(179ドル)の2つのモデルで発売されている。これは、ハイエンドモデルでは20ドルの値下げとなっている。システムソフトウェアでは、「Genius Mix」のような「iTunes 9」で追加された機能をいくつか使用できる。さらに、「VoiceOver」コントロールを兄弟機種の「iPod shuffle」から受け継いでいる。
ボタンがないiPod shuffleは引き続き販売されるが、新しいカラーと容量が登場し、エントリー価格が値下げされた。新しい2Gバイト版は、5色が用意され、価格は59ドル。79ドルの4Gバイト版も同じ5色で発売された。光沢ステンレススチール仕様で99ドル、4Gバイトの「スペシャルエディション」もあるが、現在はオンラインと小売のApple Storeのみで入手可能だ。
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