鳴海淳義(編集部)
2009/01/26 16:02
いろいろお騒がせしておりますストリートビューは、マップの世界をもうワンステップ進化させるという信念に基づいて昨年ローンチしたのですが、結果的にはGoogleマップのユーザーがそれ以前に比べると飛躍的に増える状況になりまして、これも大変ありがたいと思っています。
一方で当然のことながら、そのストリートビューに関するいろいろなご意見は、すべて真摯に受け止めて対応を検討しているところでございます。
それからYouTubeも非常に伸びた年になりました。ご承知のとおり、日本はビデオ大国でございますが、YouTubeに関しましては日本語化する以前から、日本のユーザーが増えている状態にありました。
2007年6月に日本語化して以降、YouTubeは日本で急成長を続けておりまして、ビデオのコミュニティでは日本の中で1番というポジションをキープしております。それからYouTube全体で見ても、米国に次いで日本が2番目に多いというふうになっております。
モバイル環境におけるYouTubeも去年から取り組みを始めまして、モバイルでYouTubeをご覧いただく人たちも非常に増えております。そういうことで全体的にプロダクト面は強い成長が見られたのではないかと思っております。
広告ビジネスについても、先週、グローバルの第4四半期の状況、それから通年のビジネスパフォーマンスをEric Schmidtから発表させていただきました。
ワールドワイドで見て成長が鈍っているという見方は否めないかもしれませんが、その母体が非常に大きくなっていますから、成長率でいうと少し鈍ってくるのは否めないかもしれません。
こういう経済環境の中でやはり強い成長を続けているという意味では、グローバルで見てうまくいっておりますし、日本の中でも広告ビジネスに関しては非常に強い伸びを示しているという状況でございます。
ただ、そうは申し上げましても、非常に厳しい経済環境の中、かつ競合も激しい状況でございますので、私どもが元来強みとしてまいりました検索連動のAdWords、あるいはコンテンツ連動のAdSenseに加えて、今年はいろいろな意味で広告ビジネスに関しての新機軸を打ち出していかなければならない年になるでしょう。
いわゆる広告用語の「AISAS」(Attention:注目 → Interest:関心 → Search:検索 → Action:行動 → Share:共有)というキーワードで言いますと、Searchに関しては検索連動型広告でGoogleは非常にうまくいっています。
今年はいよいよ本来のブランディングである、このAISASでいうAとIのところについてもGoogleとして新しい可能性として追求していくでしょう。特にYouTubeに関しては、AISASのAとIの部分に力を発揮する媒体に育ってきていると思いますので、広告ビジネスという観点からも今年は注力していきたいと思います。
ご承知のとおり、昨年までYouTubeは、まずやることがたくさんございました。JASRACさん、e-Licenseさんなど著作権保持者の皆さんに、YouTubeのポリシーをきちっとご理解していただく必要がございましたので、そういうところを進めてきました。
いよいよYouTubeもフェーズ2で、収益化に向けた本格的なアプローチを今年から開始していきたいと思います。広告全体の抱負の中では、先程申し上げたようなアプローチになるかなと考えております。
それからモバイルの世界は先程、去年も急成長したというご報告をしましたが、これからも継続的に大きな成長が見込める領域でございます。この分野で私どもは、「Android」というプラットフォームにすでにフォーカスして更新してきております。そういう意味ではAndroidの国内における可能性という意味でも、モバイルの世界は今年も広げて取り組んでいく年になるだろうと思っております。

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