オフラインの世界で子どもたちの面倒を見ているときと同様、オンラインの子どもたちの振る舞いや携帯電話の利用を扱う際には、その年齢に応じて適切な管理が必要だ。法律家であり、子ども問題を扱う団体にも所属するParry Aftab氏は次のリストに分類される5つの年齢グループのいずれか、あるいは全てにあてはまる子どもを持つ親に対して方針を提供している。
7歳以下
8歳未満の子どものほとんどは、インスタントメッセージング(IM)や電子メールなどの対話的な技術は親の監督なしでは使っていないが、オンラインにいることは多い。以下は、この年齢グループのための一般的なガイドラインの一部だ。
- 先生や図書館員と一緒に子どもが使っても安全なウェブサイトを調べ、Wiredsafety.orgにあるような子どものためにデザインされた専用のディレクトリを使う。
- Yahoo Kids(Yahoo! JAPANの子供向けサイトはこちら)などの、子ども用の検索エンジンだけを使う。
- 「悪い」サイトをフィルタしようとするよりも、ペアレンタルコントロールソフトウェアを使って自分で安全だと分かっているサイト以外の全てをブロックする。また、よく利用するサイトをブックマークしておき、子どもが不適切なサイトに遭遇しにくいようにする。
- 子どものパスワードを管理する。
- 子どもにIMと電子メールが必要だと判断したら、事前に承認した子どもの連絡先リストに載っている人以外との連絡を全てブロックする。一般的なルールとして、事前承認する友達リストにある名前の数は、子どもの年齢の数以下であるべきだ。
- 頻繁に子どもと一緒に座るようにし、子どもがオンラインでどこに行き、何を好むのかを知っておく。子どものどんな質問にも答えること。
- 子どもに個人情報の送信、ブログ、一般のサイトへの電子メール送信は、親の監督なしでは許さない。
- Xbox Liveや無線ネットワーク機能のあるゲーム機で、子どもが知らない人とチャットする可能性のある双方向ゲームをやるのは禁止するか、見ていないところではオンラインになるのを許さないようにする。
- この年齢グループの子どもには、特別な学校のプロジェクト以外ではオンラインの時間を1日30分以下に制限する。
8歳から10歳
この年齢の子どもの多くはIMや携帯電話などの対話的な技術を使い始める。早熟な子どもは、年齢を偽ってMySpaceなどのソーシャルネットワークサービスにアクセスしようとさえするかも知れない。しかし、そのようなアクセスでは、特にこの年齢グループではネットいじめが起こる機会が著しく高まる。また、子どもがP2Pファイル共有ネットワークで音楽やゲームをダウンロードし始めると、スパイウェアが問題となる場合がある。ガイドラインは以下の通り。