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動物も居心地のいい空間が地域を活性--水道橋「ネコワーキング」

江口晋太朗 2012/01/24 15:52

 コワーキングにとって「居心地がいい空間をどう作るか」というのは重要な課題だ。あるコワーキングスペースは高級オフィスチェアを用意し、またあるコワーキングスペースは内装にこだわる。

 一方では、“猫との共存”によって居心地のいい空間を作ったコワーキングスペースが水道橋に存在する。それがJP水道橋駅から徒歩4分のところにある「 ネコワーキング」だ。

人をつなげることが仕事になる

 ネコワーキングを運営するのは、小石川代表取締役の広瀬眞之介氏だ。大学時代から地域活性の調査研究を進めてきたという広瀬氏。地域活性の手法として、ITや起業を学ぶためにデジタルハリウッド大学大学院に入学した。同氏のコワーキングの原点はここにあるという。「周囲は社会人経験者がほとんど。スキルも経験もない学部上がりの自分が何かできないか考えた。当時大学院には、さまざまな研究室が1つのスペースに入居する『共同研究室』があって、そこで研究室や学内学外の人をつないだり、イベントを実施してきた。いま思うとコワーキングスペースのオーナーがやるようなこと。特に内部の人同士のつながりで、ゼミ同士が話しかけたりコラボしたりするようなことをやってきた」(広瀬氏)

 地域活性のためには、さまざまな立場の人材を横断し、つなげることができる人の存在が重要になる――そんな思いから、人をつなぐことに対する気持ちが強くなっていった。


小石川代表取締役の広瀬眞之介氏

 大学院卒業後には、一度企業に就職したものの、病気で退職。その後はデジタルハリウッド大学大学院の手がける地域活性プロジェクトなどにも参画。ここでの経験で「働き方が変われば地域も変わる、働き方から地域も人も元気になる」という思いを持ち、自身の新しい働き方を模索し始めた。

 そうした折に「カフーツ」の伊藤富雄氏や「PAX Coworking」の佐谷恭氏らコワーキングスペースのオーナーらと出会い、コワーキングという存在を知った。「まわりにいるフリーランスの人からも、『独立したあとになかなか外の人と交流する機会がない』ということを聞いた。誰かと交流する場所は自分1人では作れないからこそ、そういう場所を作ることが面白いと感じている」(広瀬氏)。その後、社会起業家向けのビジネスプランコンテストで助成金を獲得。スペース立ち上げに向けて動きだした。

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