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Web 2.0の挑戦者:ウェブコンテンツ集約型のオンラインデスクトップPageflakes - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:吉井美有 2006/10/17 08:00

プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。

 成功するかどうかは、主にわれわれが突出したサービスを作り続け、サードパーティー開発者やパートナーとの関係を構築していく能力にかかっており、究極的にはどれだけ多くのユーザーを惹きつけられるかということにかかっています。また、ユーザーの要求や提案にどれだけ素早く反応する能力にもよりますね。わたしの好きな言葉は「スピードが問題だ(speed kills)」というもので、わたしは競争相手よりも速く、よくなることについては(Andy Grove氏のような意味で)少しパラノイド気味です。幸い、チームの他のメンバーはもう少し気軽に考えているため、われわれはいい組み合わせです。

Pageflakesを次の段階に進めるためには何が必要ですか。

 単純です。ベータ版の公開、ベンチャーキャピタルかエンジェルからの援助、1〜2人のフルタイム開発者です。

Pageflakesの基盤となるビジネスモデルがあるとすれば何ですか。

 90年代後半の話のように聞こえるでしょうが、まずはユーザー基盤を広げることに本当に集中したいと考えています。その後、最もあり得るのは広告による収益でしょう。他のアイデアもありますが、それは短期的な優先事項ではありません。

差し支えなければ1日の平均アクセス数を教えてください。

 われわれはまだ本当にサービスを開始したわけではないので、そんなに多くのトラフィックはありません。現在、このサイトでは開発者向けにPageflakesのフレークの作り方を掲載しているだけです。

Pageflakesについて最も優れていると自認する点は何ですか。

 動きの速さです。これはもちろんチームとその技能の働きですから、優れているのはチームだと言ってもいいかもしれません。

Webで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか。

 予測は、特に未来については難しいものです;-) 正直なところ、あまりにも面白いことが多く起こっているので、これを短くまとめるのは難しいですね。もし最近展開されていることの共通項を探すとすれば、ユーザーの力が増していることでしょうか。今日では、インターネット上で無料で誰でもアクセスできる百科事典(Wikipedia)をユーザーが作っています。限られた数の新聞に頼らなくても、何百、何千のブログから選ぶことができます。他にも多くの例があります。

 まさに今に限った話をするのであれば、Web 2.0として知られている話ですが、顧客に対する新しい取り組みを別にすれば今われわれはローカルに保存される情報の終わりの始まりを見ているのかも知れません。未来のユーザーは、自分のデータやアプリケーション、メディアに対して、どんなインターネット接続デバイスからでもアクセスできるようになるでしょう。願わくばPageflakesのページを通じて:-)

ご自身のサイト以外に毎日どのようなサイトにアクセスしていますか。

 いい質問です。Pageflakesが実現しようとしていることのひとつは、一人が毎日訪れるサイトの数を少なくすることですから。過去には、それぞれ別の情報の断片を見るために毎日10以上ものさまざまなサイトにアクセスしなければなりませんでした。将来は、コンピュータの電源を入れてブラウザを立ち上げたら、そこでユーザーが欲しい情報がすべて手に入るようになるでしょう。

 質問に戻ると、わたしが毎日訪れるサイトには、検索のためにGoogle、ファイナンスのためにYahoo、プロジェクト管理のためにBasecamp、カレンダーのためにCalenderHub.comなどがあります。これはまだ続きますが、これ以上はいいでしょう。

睡眠時間はどのくらいですか。

 これは、Pageflakesの代理として答えさせてください。われわれのチームは3大陸にまたがっており、Pageflakesは決して眠りません。自分が寝ている間にも誰かが仕事をしてPageflakesを成功に導いているのはすばらしいことです。

 メールでのインタビューに応じてくれたPageflakesのChristoph Janzとその他のメンバーに謝意を表する。

eHubについて

Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。

eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。

筆者Emily Chang氏について

Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。

※ この記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(帰属2.5)の下でライセンスされています。
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