コンピュータ機器のアップグレード時には、コストパフォーマンスやエネルギー効率の高さという観点からの選択肢が数多く存在する。本記事では、そういった選択を行う際に役立てることのできる5つのティップスを紹介する。
あなたは今、家庭のコンピュータシステムをアップグレードしようと検討しているところかもしれない。あるいは勤務先において、部門に配備されているコンピュータすべての管理責任を担っているかもしれない。いずれにせよ、システムのエネルギー効率を高め、地球に優しいものとするためのシンプルかつ手頃な手段として、どのようなことが考えられるのだろうか?
アップグレード対象についての検討を行う際にはまず、システム全体の稼働状況をチェックするところから始めるのがよいだろう。そのシステムは何年前のものなのだろうか?ディスプレイはいつ購入したのだろうか?机の上には、買い換えた方がよい、あるいは実は不要でリサイクルしてしまえるようなプリンタが置かれていないだろうか?システムの処理能力は不足していないだろうか?不足している場合、RAMのアップグレードによって解決できないだろうか?PCで最もエネルギーを消費するパーツは、マイクロプロセッサとグラフィックカード、ディスプレイの3つである。ざっとチェックし、よりエネルギー効率の高い製品と容易に交換できるものがないかを検討してみよう(ヒント:CPU以外のものを検討するのがよいだろう)。
もしもあなたが旧式のCRTディスプレイを未だに使用しているというのであれば(そんな人はまだいるのだろうか?)、机の上で場所をとっているCRTディスプレイをスリムなLCDに買い換えるという簡単なアップグレードで消費電力を大きく削減できるようになるはずだ。お気に入りのディスプレイメーカーのウェブサイトにアクセスし、レビューに目を通してほしい。その後、EPEAT(Electronic Products Environmental Assessment Tools)というページにアクセスし、ページの下の方にあるディスプレイ(Displays)という項目にあるリンクをクリックする。EPEATでは、エネルギー効率によってディスプレイのモデルがブロンズ、シルバー、ゴールドに分類されているため、納得の行くまで検討することができるはずだ。また、CRTディスプレイをお払い箱にすることで、節電することができるだけではなく、鉛や水銀、バリウム、カドミウムといった環境に有害な物質を一掃することもできる。なお、ディスプレイをリサイクルする際には、単に粗大ゴミとして捨てるのではなく、地球に優しい方法でリサイクルすることを忘れないようにしてほしい。
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