山口 優
2008/02/22 16:57
ワンセグ対応の携帯電話や電子機器が急速に増え、外出先でテレビ番組を楽しむことが一般的になりつつある。しかし、ワンセグを取り巻く現状がどうなっているかを把握している人はまだまだ少ないのでは?
そこでここでは、ワンセグの現状や、ワンセグで何ができて何ができないのかをQ&A方式で詳しく説明していこう。
スタートしたのは2006年の4月。モバイル向けのテレビ放送だ
携帯電話・移動体端末向けの地上デジタル放送のこと。地上デジタル放送は、1つのチャンネルが使用する周波数の範囲が13のセグメントに分かれており、そのうち12セグメントがハイビジョン放送(HDTV)に、1セグメントが携帯向け放送に割り当てられている。ワンセグという名称は、この1セグメントに由来する。HDTV向けに比べて帯域が少ないため受信できる映像の解像度は低いが、電波が弱い地域や移動中でもテレビ放送を視聴できるのが特徴。
地上デジタル放送サービスの一形態なので、基本的に据置型テレビ向けの地デジが受信できるエリアであればワンセグも視聴できる。ただし、エリア内であってもトンネルや建物内、地下などのように電波が届かない場所では受信できないことがある。逆に、見通しがよく電波が届きやすい場所では、車や電車で移動中でも放送を受信することができる。ちなみに、地デジ放送は2006年末までにすべての都道府県庁所在地で開始されている。また、全国視聴可能世帯数は約92%となっている(2007年末時点)。
人気のワンセグチューナー内蔵の携帯電話。写真はNTTドコモの「AQUOSケータイ SH905iTV」
普及に一役買っているのが、ワンセグチューナーを搭載した携帯電話だ。JEITAの発表によれば、2007年11月までの累積で、ワンセグ対応携帯は実に1758万5000台もの数を出荷している。ちなみに、車載用の受信器が2007年末までで103万台、ワンセグ内蔵PCが14万9000台となっている。単純計算で、すでに1割を超す普及率である。2006年4月の放送開始から2年足らずしかたっていないことを考えると、かなり急速に普及が進んでいると考えられるだろう。
見通しがよく電波が十分に届く場所であれば、車や電車などで移動中にもワンセグを視聴できる。地上であれば、高速道路を走る車の中や新幹線内でも視聴できる場合が多い。ただし、トンネル内や防音壁の間、山間部などのように、電波が届きにくい場所では受信できないこともある。地下鉄や地下街は、場所によって受信できる場合とできない場合がある。ただし、ニーズ次第では、今後、受信できるように対策がとられる可能性はある。
通常のデジタルレコーダー同様予約録画に対応している機器も多数存在する
端末側が対応していれば、予約録画は可能。ほとんどのワンセグ受信端末は電子テレビ番組表に対応しているため、表の中から見たい番組名を選ぶだけで予約できる。また、多くの場合「毎日」、「毎週」のように、定期的に同じ時間帯のタイマー予約を行うことも可能。このほか、端末によっては放送時間の変更に自動で対応する機能を搭載したものもある。なお、予約を設定した時間に電波が受信できない、もしくは受信しづらい状態だと、正常に録画できない場合があるので注意。
「特集:見たいスタイルから選ぶワンセグ」はこちら



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