mylo2は、スライド式のキーボードを備えるPDAのような外観のツールで、日本ではウィルコムのW-ZERO3シリーズやイー・モバイルのEM・ONEといった製品で一般的なスタイル。閲覧の場合はキーボードを収納してコンパクトに使い、いざ文字を入力するときは端末をスライドさせてフルキーボードを使う、という形になる。
こうした基本的な使い方は変わらないが、mylo2では初代モデルに比べて本体はやや大型化。初代が123(W)×23.9(D)×63(H)mm、150gだったのに対し、mylo2では130.8×20.7×64.6mm、193gになった。全体的に大きくなっているが、厚みだけは3mmほど薄くなっているのは見逃せないポイントだ。
ボディが大型化した最大の理由が液晶の大型化だ。従来は320×240ドットの2.4型液晶だったが、今回は3.5型800×480ドットと大型化・高解像度化している。液晶の見やすさははるかに向上しており、明るさも十分だ。
液晶には最近はやりのタッチパネルも搭載。ソニーはデジタルカメラでも積極的にタッチパネルを利用しているため、タッチした際の反応も快適で、使いやすさも大幅に向上している。画面に直接触って操作できる使いやすさは、試してみないとわからない快適さだ。同梱ストラップにスタイラスペンも付属しているが、そのまま指でタッチすると手軽でいいだろう。
全体的に大型化したため、キーボードにも多少の余裕ができ、打ちやすさが向上している点も大きなメリットだ。初代には(なぜか)なかったキーボードバックライトが追加され、暗所でのキーボード入力も簡単になっている。
相変わらずキーストロークの少ないキーボードで、数字や記号の入力に[Num][Sym]キーを併用しなければならないなど、多少特殊なキー配列は気になるところだが、PC並みの高速入力を求めなければ、キーボードがあるとないとでは入力の手間は大幅に異なるし、コンパクトにうまくフルキーボードを収めたと思う。少なくとも、初代よりキーボードは打ちやすくなった印象だ。
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