BTOマシンのBTOは「Build To Order」の略称で、簡単に言ってしまうとオーダーメイドのマシン、PCということである。メーカーはパーツごとに複数の選択肢をユーザーに提供し、ユーザーは任意のスペックでPCをオーダーする。するとそのPCが組み上がった状態で、ユーザーの手元に届くのである。その代表格として知られているのが、世界のトップメーカーであるDELLだ。
一方、自作マシンはというと、ユーザーが自分のニーズに合わせてパーツを選んで購入し、それを組み立てて使用する。このためBTOマシンは、自作マシンと比較される場合が多いのだが、趣味として自作を愉しむというのでない限り、BTOマシンの方がさまざまなメリットがある。
まずコスト的なメリット。BTOマシンはパーツをまとめて仕入れているので、ユーザーが個人的に購入するより安くつく。さらに安心面でのメリット。さらに組み立てをプロが行うので安心して使えるし、メーカーごとの保証もある。そしてメーカー製PCにはない、最新パーツがすぐにラインアップされるというレスポンスのよさ。
たとえばBTOメーカーとして知る人ぞ知る、サイコムのRadiant G-MasterV Intel Editionを見てみよう。最新CPUが最新チップセットのマザーボードに搭載され、それが人気の市販本体ケースに収まった状態で届く。ディスプレイやキーボードを接続して電源を入れれば、すぐに活用できるPCなのだが、主要なパーツは「オーダー時にユーザーが選べる」のである。
ここではそんなサイコムのRadiant G-MasterV Intel Editionを、詳しく見ていこう。
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