Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、消費行動に関する調査を行った。
消費行動に関する調査では、ユーザーがECサイトを選ぶ基準やそれぞれの消費に対する考え方について触れた。また、本調査はボーダーズが提供するセルフ型アンケートリサーチシステムアンとケイトを使用している。(サービスの詳細についてはページ下段参照。)
≪調査結果サマリー≫
今回の調査対象は、15歳から49歳までの男女624人。男女年代別の均等割付の結果、男性312人、女性312人、各年代ごとに156人ずつのサンプリングとなった。
Q1では、インターネット上で商品を購入する際、サイトの知名度をどの程度気にするかを尋ねた。その結果、「気にするユーザー」(「非常に気にする」と「多少気にする」の合計)は71.9%におよび、多くのユーザーにとってはサイトの知名度が購入サイトを決定する際のポイントとなることがわかった。ただし、「気にしないユーザー」も28.1%おり、知名度以上にユーザーが求める要素があることも伺える。また、サイトの知名度の重要性については男女別の違いは見られなかった。
Q2では、理想的なサイトを知名度と価格の面から調査した。その結果、「知名度はないサイトだが、少し割安」と回答したユーザーが61.4%、「知名度があるサイトだが、少し割高」が38.6%という結果となり、知名度を価格が上回る結果となった。
この結果はQ1で71.9%がサイトの知名度を“気にする”と回答している点とは矛盾するものだが、知名度(≒安心)と価格の間で揺れ動くユーザーの本音を現す調査結果となったのではないかと考えられる。
また、この結果を男女別にみると、女性に比べ男性の方が価格を重視し、女性は知名度を重視する傾向にあることがわかった。あくまでも推測の域は出ないが、女性は男性に比べインターネット上での購買行動に不安を感じているのではないかと考えられる。その結果が、知名度を重視するという回答に表れているのではないだろうか。
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