Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、オンラインショッピングに関する調査を行った。
Webマーケティングガイドでは、市場規模が拡大傾向にあるオンラインショッピングについて、ユーザーの購買行動や利用意識を明らかにしていく。今回は、前回のオンラインショッピングに関する調査の中で取り上げた、ECサイトを訪れる際の目的やECサイトで興味を持つポイント、オンラインショッピング上での商品の探し方を男女別に調査した。
≪調査結果サマリー≫今回の調査対象は、16歳〜59歳までの男女475人。男女の割付は、女性238人、男性237人で行った。
Q1でECサイトを訪れる際の目的の有無について訪ねたところ、男女のECサイトへ訪れる動きが、類似する傾向にあることがわかった。
「購入したい商品があるのでECサイトを訪れる場合が多い」と回答したユーザーは、女性で42.9%、男性で42.2%いることが分かり、半数近くのユーザーはECサイトを訪れる際、商品の購入を検討しており、ECサイトへアクセスしていることが伺える。
また、ECサイトへの訪問目的が明確でないユーザーは25%強、その時々によって目的が異なるユーザーも30%前後おり、オンラインショッピングを運営する企業は、ただユーザーが商品を購入しやすいサイト提供をしていくだけではなく、購入目的がなくてもサイトへ訪問すれば、驚きや楽しみをサイト内で味わえるようなサイトをユーザーへ提供していく必要があるだろう。
Q2で、オンラインショッピングで購入目的ではない商品に対して、思わず興味を持つポイントを男女別に尋ねたところ、女性では「お買い得だから」が73.5%と圧倒的に多く、男性でも67.5%と続く結果になった。
男女で各々の項目を比較してみると、非常に似通った傾向にあるように見えるが、女性では、「画像に魅力を感じたから」が37.4%、「インターネット限定の販売だから」が27.3%で、男性ユーザーの結果よりも割合が多く、男女の違いが表れていると言えるのではないか。
つまり、『女性=イメージ重視』、『男性=機能/性能(説明や文字)重視』の傾向がQ2の結果から伺える。
Q3で、オンラインショッピングで購入する場合、女性で決まったECサイト内で探すユーザーは47.5%いるにもかかわらず、男性ユーザーはわずか16.0%に止まっていることがわかった。
一方で、「商品名やキーワードで検索して見つかったサイトで探す」ユーザーは84.0%おり、大半の男性ユーザーは「検索→サイト→購入」の導線ができていると言えるのではないだろうか。
今回と前回の「第4回オンラインショッピングに関する調査(接触メディア編)」を踏まえると、男女ともにオンラインショッピングの利用は拡大しており、利用するメディアや商品に興味を持つポイントなどに、特別大きな差異は見られなかった。
しかし、購入の最も基点となる「商品を探す方法」の男女の違いに関しては、念頭に置いておく必要があるだろう。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
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サンプル数 :475
調査期間 :2007年11月09日〜2007年11月13日
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :ボーダーズ
対象者 :16歳〜59歳までの男女
割付 :女性238人、男性237人の割付
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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