最近では10〜20代の女性を中心に携帯電話向けECサイトで衣服を購入するユーザーが増加しているという。そこで今回は「衣服購入時におけるPC、携帯電話の利用状況について」をテーマに調査を実施し、衣服の購入時におけるECサイトの利用の割合を探った。
今回の調査は12月15日〜12月16日でおこない、全国の1311人の男女(男性50.04%、女性49.96%)から回答を得た。調査に回答いただいた年齢層はそれぞれ19歳以下が16.70%、20歳代が16.63%、30歳代が16.78%、40歳代が17.01%、50歳代が16.70%、60歳代が13.73%、70歳以上が2.44%であった。
パソコンや携帯電話のウェブサイトを利用して衣服を購入したことがあるかという質問に対して、PCや携帯電話のECサイトを利用して衣服を購入したことがあるという回答が50.50%、ECサイトを利用して物品を購入したことはあるが衣服はないという回答が25.32%、ECサイト利用して購入したことはないという回答が24.18%と約半数の人がウェブサイトを利用した衣服の購入経験があるという結果が得られた。
パソコンや携帯電話のECサイトを利用して衣服を購入したことがあるという回答を男女別に見ると、男性が37.65%、女性が63.36%となっており、圧倒的に女性の比率が高いことがわかった。
通常、ECサイトを利用して購入する衣服は1000円未満が2.57%、1000円〜3000円未満が27.19%、3000〜5000円未満が40.79%、5000円〜1万円未満が22.36%、1万円〜3万円未満が6.50%、3万円以上が0.60%となっており、1万円未満という回答が90%以上を占めた。
また一方で、ECサイトで購入した商品の中で最も高かった衣服は1000円未満が0.76%、1000円〜3000円未満が13.60%、3000〜5000円未満が25.08%、5000円〜1万円未満が31.57%、1万円〜3万円未満が23.56%、3万円以上が5.44%という結果が出た。ウェブを利用して1万円以上の衣服を購入した経験のある人が約30%いるという結果が出た。
今後、携帯電話のECサイトを利用して衣服を購入する場合の重要なポイントとして一番にあげられたのはパケット通信料がかからない(23.42%)で、ECサイトを利用することで携帯電話の使用料金が高くなってしまうことに不満を感じている人が多い。続いて自分に合ったサイズが選びやすいこと(18.23%)、風合いなどの詳細な商品説明がされていること(16.78%)、画面に表示されている文字や写真が見やすい(15.03%)と商品の具体的な情報が明確に伝えることが求められている。
また携帯電話のECサイトを利用した購入は考えていないという回答が35.8%となっており、現状では購買意欲が起こらない人はまだまだ存在し、今後改善や対策が求められそうだ。
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