国内、海外とも旅行者が多い中で、旅行の行き先や形態を決める際にウェブサイトがどの程度利用されているか、また今後利用するにあたってウェブサイトに求める条件とはどういったものなのか。今回は「旅行情報収集・購入時におけるウェブサイトの利用について」と題して調査を実施した。
今回の調査は12月15日〜12月17日で行い、全国の1309人の男女(男性50.34%、女性49.66%)から回答を得た。また調査に回答頂いた年齢層は19歳以下16.73%、20歳代16.73%、30歳代16.73%、40歳代16.73%、50歳代16.50%、60歳代13.22%、70歳以上3.36%であった。
国内、海外旅行を検討する際の情報収集手段として、主に利用しているのは旅行会社のウェブサイトと回答した人は69.06%、行き先に関する一般的なウェブサイト(観光協会や地域のホームページなど)と回答した人が51.64%となっており、インターネットを利用しない情報収集手段として最も多い、旅行会社のパンフレット58.67%に並ぶ、主要な情報収集手段として活用されているという結果となった。
国内、海外旅行に関する情報収集時にウェブサイトを利用する理由は、都合のいい時に利用できるから(82.32%)、知りたい情報が得られるから(69.60%)、比較・検討しやすいから(55.75%)、ウェブサイト限定のサービス(価格・プラン)があるから(43.69%)など、情報収集する側がいつでも利用できるメリットを多くの人が感じているとともに、より多くの情報や検討時の効率性、ウェブならではのサービスなど、さまざまな点が挙げられていた。
ウェブサイトを利用する人が「ウェブ上の口コミ情報」をどの程度利用しているかについては、よく利用する(14.22%)、たまに利用する(43.87%)、ほとんど利用しない(29.37%)、利用しない(12.54%)となっており、半数以上が何らかの形で口コミ情報を参考にしているようだ。また、20代、30代での利用が多くなっていた。
一方、ほとんど利用しない、利用しないと回答した理由は、口コミサイト以外の情報で満足しているから(46.88%)、情報が信用できないから(26.12%)、欲しい情報が得られないから(21.88%)となっており、口コミサイトの内容の充実および情報の信頼性の向上が今後の課題として明らかになった。
交通手段や宿泊施設の予約や購入については、パッケージ旅行を旅行会社の窓口で予約購入するユーザーが27.81%であるのに対し、交通手段や宿泊施設の一部を、航空会社や宿泊施設などのウェブサイトで直接予約購入するユーザーが27.73%、交通手段や宿泊施設の一部を旅行会社や旅行代理店のウェブサイトで予約購入するユーザーが22.54%、パッケージ旅行を旅行会社や旅行代理店のウェブサイトで予約購入するユーザーが16.58%となり、ウェブサイトを何らかの形で活用する人は合計で約66.85%となった。
今後、情報収集から購入までをウェブサイトで行うための条件は、ウェブサイトが金額の安い商品を扱っていること(57.60%)、さまざまな行先の商品を扱っていること(50.88%)、信用できる口コミ情報が多くなること(48.97%)、質が高い商品を扱っていること(48.36%)などとなっており、より多くの確かな情報と旅行商品の質を充実させることが求められているようだ。
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