ConnectCoreモジュール向けEmbedded Linux開発キットにアドオン
Androidは、携帯電話などの携帯端末を主なターゲットとして開発された、オペレーティングシステム、ミドルウェア、主要なアプリケーションからなるプラットフォームです。その優れたユーザインタフェースにより、携帯端末以外での利用も可能で、表示の性能が求められるディスプレイやタッチパネルを搭載した医療機器、デジタルサイネージ、セキュリティ/アクセスコントロール機器、POS装置、産業オートメーションといった機器への適用が期待されます。ユーザは、機器の操作性や制御効率の高い製品を開発することが可能になります。
今回発表するAndroidアプリケーションキットは、ConnectCoreモジュール用として、ConnectCore 9M 2443 Embedded Linux開発キットにアドオンすることで、ConnectCore 9M 2443上で動作するAndroidアプリケーションの開発が可能となります。
Android アプリケーションキットの主な特徴は次のとおりです。
(1) Android用にカスタマイズされたLinuxカーネルと、ConnectCore 9M 2443用にカスタマイズされたAndroid
(2) LinuxおよびAndroidはビルド済みのイメージを添付し、すぐに実行可能
(3) EclipseベースのAndroidアプリケーション開発ツールにより、デバッグコンソールとの接続が可能
(4) タッチパネル、イーサネット、USBキーボード、マウス対応
【キットの内容】
■Android Application Kit CD ROM
・Android用にカスタマイズされたLinuxカーネルソースコード(2.6.28)
・ConnectCore 9M 2443用にカスタマイズされたAndroidソースコード
・ビルド済みLinux、およびAndroidイメージ
・EclipseベースAndroidアプリケーション開発ツール
■SDメモリカード(アプリケーション実行用)
今後リリースされるConnectCore MX 51/Wi-MX 51(ARM Cortex-8)、ConnectCore Wi-9M 2443にも順次対応を行います。
Androidアプリケーションキットの価格は32,400円(税別)、11月24日から販売します。カスタマイズやアプリケーション開発などのデザインサービスにも対応します。なお、本キットは、11月18日~20日に横浜パシフィコで開催されるEmbedded Technology 2009に参考出展・実演します。
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