米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「モバイルサービスと加入者市場概観:音声、SMS/MMS、モバイルブロードバンド - Mobile Services and Subscribers Market Outlook: Voice, SMS/MMS, and Broadband」が注目しているのは、下記のとおりである。
◆主席アナリストStephane Teral氏の注目点
携帯電話会社の、次の大きな収益の波は、モバイルブロードバンドサービスによってもたらされるということはまちがいない。しかし、注意すべきなのは、モバイル収益が収益の流れを多極化したとしても、音声サービスはもう終わってしまったのではなく、予測期間中はオペレータの収益の大部分を占めるだろうということである。
◆レポートハイライト
●サービスプロバイダが携帯サービスから得る収益は、2007年から13%上昇して2008年に6240億ドルに達し、2013年には8770億ドルになるだろう
●2009-2013年に、世界のモバイルブロードバンドサービス収益は2倍以上に増加する
●サービスプロバイダが、モバイルブロードバンドやSMS/MMS(テキストメッセージング/マルチメディアメッセージング)サービスから得る収益は急速に増加するが、音声サービスは依然としてサービスプロバイダの収益の大部分を占めるだろう
●新興国のモバイル加入者の増加や、新興国で固定網からモバイル音声に徐々に移行することによって、音声サービスの収益は2013年までゆるやかに上昇するだろう
●LTEサービスの収益は、2013年には417億ドルへと急速に成長すると見られる。これは、主に北米市場で、2012年までにVerizonが、次いでAT&TがLTEを採用することによる
●アジア太平洋地域は、オーストラリア、日本、韓国での3Gの早期導入者による利用が進んでいるために、モバイルブロードバンド市場で先行している
●世界のモバイル加入者がGSMネットワークを利用するようになるため、2013年のW-CDMA/HSPAサービスの収益は、CDMA 1xEV-DOのほぼ5倍になるだろう
●モバイルブロードバンド加入者数は、2013年に10億に達するとインフォネティクスリサーチ社は予測する
◆調査レポートの概要
この調査レポートは、モバイルオペレータの音声サービス、SMS/MMSブロードバンドサービス収益の、世界と地域毎の市場規模、分析、2013年までの予測を記載している。モバイル加入者数は、タイプ毎、エンドポイントごと、技術毎(プリペイド、後払い、電話ベース、PCベース、GSM、W-CDMA、TD-SCDMA、cdmaOne、CDMA2000、LTE)に追跡している。モバイルブロードバンド技術は、W-CDMA/HSPA、CDMA2000/EV-DO、LTEについて調査している。
また、モバイルオペレータの加入者あたりの平均収益(ARPU)は、北米、欧州、中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋の新興国/先進国、中南米の地域毎に記載している。
サービスプロバイダ市場全般、企業、加入者、世界の経済状況の分析と、データ比較するためにカスタマイズできるピボットテーブルも提供している。
【調査レポート】
モバイルサービスと加入者市場概観:音声、SMS/MMS、モバイルブロードバンド
Mobile Services and Subscribers Market Outlook: Voice, SMS/MMS, and Broadband
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