mixiがオープン化、SNSに与える影響は?

2008年11月27日 17時20分

 mixiが招待制から登録制への移行と、年齢制限の緩和を発表しました。この施策はmixiに、メリット、デメリット含めどのような影響を与えることになるのでしょうか。また、国内最大のSNS事業者が下した決断は、プライバシー、青少年への配慮といった点においてほかのネット事業者にも関わってきそうです。SNSをはじめ、多くのユーザーを抱えるコミュニティサイトがいま考えるべきこととは何でしょう。パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。


  • 大橋賢治
    大橋賢治さん (株式会社トロイカ 代表取締役社長)
    mixiはもともとマイミクシィの最新日記一覧で、マイミクシィが同じ日に複数の日記を書いた場合、全ての日記のタイトルを時系列で表示する仕組みでしたが、

    当時のmixiはユーザー数の伸びが最高潮の時で一日の日記数も膨大だった為、2005年10月にマイミクシィが同じ日に複数の日記を書いても「最新の日記」のみしかマイミクシィの画面に表示しないように仕様変更を行った。

    しかし、2007年11月に日記の数の減少と共に再びもとの仕様である、同じ日に複数の日記を書いた場合、時系列で表示する仕組みに仕様変更を行い、視覚的に日記数が減少していないように見せていたかと思うのですが、

    それでも日記数の減少が視覚的にわかる程減少してきたので、今回新規登録のハードルを下げたのではと考えます。

    これにより、今までmixiに登録したくともできなかったユーザーをどこまで集められるかが大きなポイントではないでしょうか。

    3年前に初めてmixiに触れたユーザーと、これからmixiに初めて触れるユーザーでは全く違う印象を受ける程、様々な使い方をしているユーザーが今のmixiには沢山いるので、定着しても離れてしまうスピードは以前よりも早くなっているかもしれません。

    SNSの今後としてはmixi日記を外部ブログに設定しているユーザーが増えてきている部分を見ると、自分のブログに読者を誘引する単なる無料メディアとした使われ方になってくるかもしれません。

    mixi日記を外部ブログに設定を変更するユーザーの傾向としては、以下

    1.mixiはプライベートすぎて嫌だ。
    2.mixiよりもカッコ良いブログがイイ!
    3.コメントに返答するのが大変

    勝手に分析するとこんな感じでは?

    SNS日記を書く場合とブログを書く場合で、書き手の心境も大きく異なる。

    SNS日記=コメントを求める。
    ブログ=コメントを求めない。(中にはコメントできない設定をしている方も)

    mixiでマイミクシィの日記にコメントを残さないと自分の日記にもコメントが残らず、ずっとそのままで継続していると日記を書いても見てもらえなくなる。少なくとも私の実験ではそうなりました。

    続きはこちら  (リンク »)
    2008-11-27 18:52:39

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