エプソン、電子書籍をカラー化するチップを米E Inkと共同開発

 セイコーエプソンは5月18日、米E Ink製電子ペーパーディスプレイ「Vizplex」のカラー化に初めて対応した専用コントローラーIC「S1D13524」をE Inkと共同開発したと発表した。6月に2200円(税別)でサンプル出荷を開始する予定だ。

 S1D13524は、独自開発の高性能ディスプレイエンジンを搭載し、従来モデルの表示機能や周辺デバイスとのインターフェースを踏襲。さらに画像データをカラー電子ペーパーディスプレイ用に色補正する機能、カラーフィルタ配列へデータ変換する機能を持つカラープロセッサーエンジンを搭載し、カラー電子ペーパーディスプレイに対応したという。

S1D13524 専用コントローラーIC「S1D13524」

 ホストCPUとの接続では16ビットTFTインターフェースを採用。モノクロ電子ペーパーディスプレイの制御にも対応する。評価キットは、E Inkより販売される予定だ。

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