インテル、デュアルコアのネットブックとタブレットのプロトタイプを披露

文:Brooke Crothers(Special to CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年05月12日 16時41分

 Intelは米国時間5月11日、同社の2010年の投資家向け会議で、デュアルコアのネットブックとタブレットデザインという、将来予定している2つの製品を披露した。同社は間髪を入れずに、IntelベースのタブレットがAppleの「iPad」よりも有利な点を強調した。

IntelのバイスプレジデントMooly Eden氏。米国時間5月11日、2010年投資家向け会議でタブレットのプロトタイプを披露した。 IntelのバイスプレジデントMooly Eden氏。米国時間5月11日、2010年投資家向け会議でタブレットのプロトタイプを披露した。
提供:Intel

 Intelのバイスプレジデントで、同社のクライアントグループを率いるMooly Eden氏はタブレットを誇らしげに披露し、直接的な物言いでIntelベースのタブレットとiPadを比較した(ただし、iPadの名前は出さなかった)。

 Eden氏は「USB、SATA(ストレージデバイス用のシリアルATAコネクタ)、安価なメモリソリューションを利用できるほか、プリンタに接続することも可能になる」と述べ、Intelベースのタブレットについて、「パフォーマンスはどうかと言うと、デュアルコアを提供できるだろう」と話した。

 Hewlett-Packard(HP)もIntelベースのタブレットのデモを披露したが、出荷時期に関する具体的な情報は明かしていない。また、HPはPalmの買収後、同社のタブレット計画についてあまり多くを語っていない。

Eden氏は、IntelのPineview/Pine Trail Atomテクノロジをベースとするデュアルコアのネットブックも披露した。 Eden氏は、IntelのPineview/Pine Trail Atomテクノロジをベースとするデュアルコアのネットブックも披露した。
提供:Intel

 Eden氏は、Intelの次期デュアルコア「Atom」プロセッサである「Pineview」を搭載した超薄型ネットブックも披露した。Pineviewは、より大きな「Intel Pine Trail Atom」テクノロジのCPU部分であり、これには対応するチップセットが含まれる。

 現在、HPやDellといった大手PCメーカーが販売するネットブックには、シングルコアのAtomプロセッサが搭載されている。このプロセッサは、バッテリ持続時間は長いが、マルチコアチップに比べるとパフォーマンス面で劣っている。

 Intelの最新Pineview CPUテクノロジをベースとするネットブック向けデュアルコアAtomは、6月上旬の発表とみられている。これにより、同CPUを搭載したネットブック新モデルが数多く発表されるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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