ソフトバンクモバイルは3月28日、HTC製のAndroid搭載スマートフォン「HTC Desire(X06HT)」を4月下旬に発売すると発表した。3.7インチ有機ELディスプレイ、1GHzチップセット「Snapdragon」のほか、最新バージョンであるAndroid 2.1を搭載している。市場想定価格は、実質負担額で2万円前後とする見通しだ。
サイズは、約高さ119mm×幅60mm×厚さ11.9mm、重さ135g。インターフェースには静電式のタッチパネルと光学ジョイスティックを採用している。タッチパネルだと細かな操作が難しいため、光学ジョイスティックも搭載したのだという。LEDフラッシュ、タッチフォーカスに対応した500万画素カメラも備えた。
AndroidマーケットやGoogleサービスが利用可能。ソフトバンクモバイルのEメールサービスである「S!メール」は、発売時には対応しない。ただし、対応に向けて検討中であるという。
待受画面では、画面が変化するライブ壁紙に対応した。また、直感的な使いやすさを追求したユーザーインターフェース「HTC Sense」を採用している。ブックマークはサムネイル画像にして、最大7つを待受画面上に表示でき、指で左右になぞると切り替えられる。待受画面に置くウィジェットやアプリケーションはカスタマイズ可能。時計だけで13種類のウィジェットを用意しており、カレンダーや電話帳など、さまざまなウィジェットを内蔵している。
また、コミュニケーションサービスと連携したアドレス帳も備えた。FacebookやTwitterなどと連携しており、連絡帳一覧において、それぞれの更新情報をリアルタイムに表示する。ウィジェットとして待受画面に貼り付けることも可能だ。メッセージを複数のSNSへ一斉配信する機能にも対応した。
このほか、「ポライト リンガー」「フリップ トゥー サイレンス」(いずれも開発名)という機能もある。ポライト リンガーは、着信時に携帯電話を持ち上げると着信音が自動的に小さくなるというもの。フリップ トゥー サイレンスは、着信時に携帯電話を裏返してテーブルなどに置くと、着信音が消えるというものだ。
PCサイトのFlashコンテンツが楽しめるよう、「Flash Lite 4.0」を搭載。ブラウザ上では、文字を画面上でタッチして選ぶとコピー&ペーストができる。メール機能では、件名ごとにソートするだけでなく、新着メール、未読メール、添付ファイル付きメールなどだけ表示する、といったこともできるようにした。
撮影した写真はGPSの位置情報と連携させたり、音声やテキストを組み込んだりできる。Googleマップ上で撮影した写真の位置を確認できる機能も備えている。
HTC Desireは2月にHTCが発表した端末で、第2四半期に世界で販売するとしていた。
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