ソニーは10月8日、「VAIO」の秋モデルとして、全11シリーズに新OS Windows 7を搭載し、新たなオリジナルソフトウェア「Media Gallery」なども加えて基本性能と機能を向上させた、ノートPC 9シリーズとボードPC 2シリーズを発表した。10月22日より販売を開始する。
薄型モバイルPC「Xシリーズ」をはじめ、24型ワイド画面を搭載したボードPC Lシリーズと、ホームノートPC Cシリーズは新筐体、新デザインで投入される。
Lシリーズは、Windows 7 Home Premium 64ビット版と、Core 2 DuoプロセッサE7500、4Gバイトメモリを搭載。VAIOオーナーメードモデルでは、インテル Core 2 Quadプロセッサ Q9550SやQ9400S、グラフィックアクセラレーターではNVIDIA GeForce GT 240M GPU、メモリは12Gバイトや8Gバイト、HDDは最大約2Tバイトなどが選択できる。
24型ワイド画面の16対9フルHD液晶(1920×1080ドット)を搭載し、テレビやBlu-ray Discの映像を高精細に再生する。さらに、地上・BS・110度CSデジタル放送に対応した3波ダブルチューナーを搭載し、異なる放送波の2番組を同時に録画できる。また、「VAIO AVC トランスコーダー」の搭載により、同じディスク容量で約4倍の録画を可能にしたという。
タッチパネル液晶搭載モデルは、Windows 7のタッチ機能に対応。指で画面に直接触れることで、マウス操作だけでなく「Media Gallery」などの対応ソフトウェアを直感的に操作できる。Media Galleryは、ユーザーの好みや利用日時に合わせて、VAIO内の写真やビデオ、音楽、さらにインターネット上から、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを収集する。
店頭販売モデルの価格は、タッチパネル機能搭載24型ワイド液晶モデル(ボディカラーはシルバー)が24万円前後、24型ワイド液晶搭載モデル(ボディカラーはシルバーとブラウン)が21万円前後。また、VAIOオーナーメードモデル(ボディカラーはブラックとシルバー、ブラウン)の価格は、最小構成で11万9800円からとなる。
Cシリーズは、Windows 7 Home Premium 64ビット版と、Core 2 DuoプロセッサP8700、4Gバイトメモリを搭載。コンパクトなボディに光沢のある5色(ピンク、レッド、ホワイト、ブラック、ブルー)を採用し、本体内側にはそのボディカラーを基調とした細かい階調でなめらかなグラデーションを施した。なお、ブラックモデルはVAIOオーナーメードモデルのみとなる。
性能面では、高速グラフィックアクセラレータを全モデルに搭載し、パフォーマンスも向上。ハイビジョン映像やゲームなどの映像をよりなめらかに表示できる。VAIOオーナーメードモデルでは、インテル Core2 Duo プロセッサ T9900、T9600、P8800、メモリは8Gバイトや6Gバイトなどから選択できる。
また、アスペクト比16対9の14型ワイド液晶を採用し、ハイビジョンコンテンツを高画質のままテレビの大画面に出力できるHDMI出力端子を搭載した。
Lシリーズと同じくMedia Galleryを搭載したほか、電源オフからすぐにインターネットを楽しめる「Quick Web Access」機能も新たに搭載した。
店頭販売モデルの価格は、Blu-ray Discドライブ搭載モデル(ボディカラーはホワイト)が17万円前後、DVDスーパーマルチドライブ搭載モデル(ボディカラーはホワイトとピンク、レッド)が15万円前後。VAIOオーナーメードモデル(ボディカラーはブラックとシルバー、ブラウン)の価格は、最小構成で8万9800円からとなる。
このほかのVAIO秋モデルとして、18.4型ワイドフルHD液晶を搭載し大画面ノートAシリーズ、16.4型ワイド液晶を搭載したFシリーズ、15.5型ワイド液晶を搭載したNシリーズ、20.1型ワイド液晶を搭載したボードPC Jシリーズが登場した。
モバイルPCとしては、13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノートSシリーズ、13.1型ワイド液晶を搭載したZシリーズ、11.1型ワイド液晶を搭載したTシリーズ、8型ウルトラワイド液晶を搭載したPシリーズ、10.1型ワイド液晶を搭載したネットブックWシリーズなどがラインアップされている。
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