パナソニックは9月9日、Blu-ray DiscドライブとHDDを内蔵したCATVセットトップボックスを発表した。事業者の運営形態に合わせた3モデルをラインアップする。12月に発売する。
発表されたのはケーブルモデムを備えた「TZ-BDW900M」「TZ-BDW900F」とケーブルモデムなしの「TZ-BDW900P」。いずれもBlu-ray Discドライブを搭載したほか、500GバイトのHDDを内蔵する。同社によるとBlu-ray Discドライブを内蔵したCATVセットトップボックスの発売は世界初とのこと。これにより、CATV番組のディスク保存にも1台で対応する。
H.264エンコードに対応し、録画番組はフルハイビジョン画質で通常の8倍録画できる長時間録画に対応。本体にはSDカードスロットも設け、録画した番組をSDカードに書き出す「番組持ち出し」機能も備える。この際、地上デジタル放送はワンセグ番組を、それ以外の番組は別ファイルを生成し、持ち出せるとのこと。SDカードへのダビングは1時間番組で約40秒程度かかる。
本体にブロードバンド回線を接続すれば、動画共有サイト「YouTube」の動画が視聴できるほか、テレビ向けネットサービス「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」にも対応。対応コンテンツをHDDにダウンロードし、Blu-ray Discにダビングもできる。
録画済み番組は、ラベル名ごとに自動に振り分けて管理できる「らくらくマイラベル」やディスクへのダビングを画面表示でサポートする「かんたんダビング」機能などを搭載。このほか、DLNAや携帯電話からの録画予約など、パナソニックのデジタルレコーダー「DIGA」並みの機能を備えた。
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