AT&Tの「iPhone」独占はいつか終わる--AT&Tのトップが語る

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年07月27日 11時34分

 カリフォルニア州パサデナ発--AT&Tの最高経営責任者(CEO)Randall Stephenson氏は米国時間7月23日、同社が今後も米国で「iPhone」を独占提供し続けるという考えは現実的でないと述べた。

 Stephenson氏は、Fortuneが当地で開催したBrainstorm Techカンファレンスで講演し、「iPhoneを独占しなくなる日がいつかやってくる」と語った。しかし同氏は、AT&TとAppleの交渉の詳細についてはコメントを控えた。

 AT&TがiPhoneの独占契約を失うのかどうか、むしろ、いつ失うのかという問題は、同社と同社の投資家にとって重要な問題になっている。

 「すべてを考慮すれば、Appleとの関係は本当にうまくいっていると思う。われわれのこれまでのあらゆる戦略的パートナーシップもそうだろう」(Stephenson氏)

 FortuneのStephanie Mehta氏に、この関係の本質について完全に満足しているかと尋ねられたStephenson氏は、次のように質問をかわした。「わたしの妻に、わたしについてそのようなことを言ってもらえるかどうか、わたしには分からない。だから、わたしがビジネスパートナーについてそのようなことを言ってもよいとは思わない」

 23日に発表のAT&Tの業績報告では、同社が新しい「iPhone 3GS」に関する出費で打撃を受けたことが示された。「わたしはこの携帯電話にそんなにたくさん払いたくはない。不思議なことだ」(Stephenson氏)

 しかしこれは、最終的に、毎月より多くの料金を支払い、携帯電話サービス業者を変更しそうにない顧客を獲得するための、投資なのだと同氏は言う。

 Stephenson氏は、同社の無線回線の品質に問題があることを重ねて認めたが、どのキャリアにもサービスが弱い領域があると述べた。

 同氏は、「回線の品質ほど、解約の原因となるものはない」と述べ、次のように付け加えた。「現在の解約率は当社が始まって以来最も低い」

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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