NECは6月24日、複数の電子マネーによる決済を実現し、各電子マネーに対応する機能をオンラインで追加搭載できるマルチサービスリーダライタ端末「MS-RW」を開発した。同日から販売を開始する。
なお、MS-RWは、吉野家がWAON対応として先行導入を決定しており、2010年度に東日本エリア700店舗へ展開するという。
MS-RWは、店舗などに設置されるPOS外付け型の従来端末をコンパクトにしたモデル。設置面積は高さ173mm×幅88mm×奥行き128mmと、従来機と比べて約50%縮小し、狭いカウンタスペースでも場所をとらずに利便性を向上したという。
また、電子マネーカードや携帯電話をかざす面に電子マネー選択ボタンを配置し、消費者自身がどの電子マネーで決済するか選択可能とした。従来機では、消費者自身が利用したい電子マネーを選択するには、POSにカスタマーディスプレイなどを実装する必要があったが、MS-RWでは電子マネー選択ボタンを標準実装している。
NECは、MS-RWを含めた店舗設置タイプのリーダライタ端末について、2012年度までに5万台の販売を目指すとしている。
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