景気が回復する兆しもなく、不景気にあえぐ消費者たちは、小さく低価格で省電力のネットブックとよばれる分野のラップトップPCに集まり続けている。IDCによると、ネットブックは2008年のポータブルコンピュータ市場で実質何もないところから8%を占めるまでに至ったという。暗い経済環境の中、PCメーカーにとってネットブックは1つの明るい話題となった。
ネットブックは、10インチのディスプレイ、Intelの「Atom」CPU、1GバイトのRAM、「Windows XP」、そして160Gバイトのハードドライブを搭載しているのが一般的である。しかし、この基準は明らかに不鮮明になり始めている。今回紹介する一部のネットブックは、Advanced Micro Devices(AMD)やVIA製の新しいCPUや、より大きなディスプレイを搭載している(人々の中には、これらをネットブックに不適格であると言う人もいるかもしれないが、そういう意見を完全に否定することもできない)。
また、これら現行モデルの範囲外で、近い将来面白くなる可能性のあるネットブックがいくつかある。その1つはDellの「Mini 10v」で、299ドルという初期価格で市場に攻勢をかけようともくろんでいる。また、ASUSTeK Computerの「Eee PC 1008HA」はスリムかつ高級なデザインで人気ラインを新しくモデルチェンジした。
以下がその最新ネットブックのリストである。
「N120」
サムスンの第2世代ネットブックの1機種で、N120は広めのキーボードと予想以上のオーディオパワーを提供する。
「N110」
サムスンの第2世代ネットブックであるN110は、追加バッテリなしでもバッテリ寿命が長持ちする。
「HP Pavilion dv2」
高級な外観の12インチHP Pavilion dv2は、エントリーレベルと高価なウルトラポータブルのすき間の市場を開拓する。
「NC20」
VIAの新しい「Nano」CPUを搭載するサムスンの12インチNC20は、ネットブックにおけるVIAのNanoとIntelの有名なAtomとの最初の対決で健闘している。
「HP Mini 1000 Mi Edition」
Hewlett-Packard(HP)はLinuxベースOSを人気のネットブックHP Mini 1000シリーズのMi Editionに導入した。同ネットブックは光沢のある魅力的なフロントエンドを有するが、多くのユーザーはまだWindowsの柔軟性と慣れ親しんだ感覚を欲するだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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