自分だけの電子単語カードを作成--コクヨ、音声・画像に対応した「memoribo LISNY」

坂本純子(編集部)2009年03月10日 17時49分

 コクヨグループのコクヨS&Tは3月10日、電子暗記カード「memoribo(メモリボ)」シリーズの新製品「memoribo LISNY(メモリボ リスニー)」を発表した。4月10日より発売する。価格はオープンで、店頭想定価格は1万9800円の見込み。

画像を表示できるようになり、学習できるジャンルの幅が広がった 画像を表示できるようになり、学習できるジャンルの幅が広がった

 今回のメモリボ リスニーは長文に対応したほか、音声や画像にも対応した点が特徴だ。

 液晶サイズも大きくなり、全角13文字×10行を一気に表示できる。モノクロ表示は従来と変わらないが、バックライトが付いてより見やすくなった。

 サイズは、高さ84mm×幅61mm×奥行き22mm。MP3ファイルの音声再生機能を搭載したほか、JPGやBMPファイルの画像表示に対応。画像を使うことで、日本語や英語以外の言語、数式など学習できるジャンルの幅が広がった。

 従来のメモリボシリーズは単語を覚えることに特化した製品で、もっとも長文に対応できる「メモリボ ダブル」でも全角8文字×6行までの表示だった。また、メモリボでは、1つカードに対して単語カードの「表」と「裏」にあたる2つの構成(フェース)となっていたが、今回は4つのフェースに対応。「英単語」「英単語の訳」だけでなく一歩踏み込み、「例文」「例文の訳」といった具合に例文まで覚えられるのが特徴だ。1フェースあたり全角で1000文字まで入力できる。

 製品には512MバイトのmicroSDカードが1枚付属するが、microSD(最大2Gバイト)、microSDHC(最大8Gバイト)に対応している。

 従来と同様に専用のアプリケーションソフトが付き、PC上で暗記したい内容を入力したり編集したりできる。新機能として、専用ソフトに4つの学習モードが付いた。複数の解答から正解を探す「カルタ」、読み上げた英語をタイピングする「ディクテーション」など、PCでもじっくり学習できるとしている。

 「新版 ジーニアス英単語2200」の一部など、専用コンテンツを付属しているほか、専用サイト「LISNY Island」でも順次、新規コンテンツを公開し、ダウンロード販売する予定。

 なお、ボディカラーは、「ターコイズブルー」「シャドウブラック」「シャインゴールド」「ビビッドピンク」「ピュアホワイト」の5色。メモリボとメモリボ リスニーは併売する。メモリボ リスニーは2009年度で3億円の売り上げを目指すとしている。

カラーは「ターコイズブルー」「シャドウブラック」「シャインゴールド」「ビビッドピンク」「ピュアホワイト」の5色 カラーは「ターコイズブルー」「シャドウブラック」「シャインゴールド」「ビビッドピンク」「ピュアホワイト」の5色

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