1月8日の発表直後から、大きな話題を集めているソニーの小型モバイルPC「VAIO type P」。まもなく16日より発売となる。
店頭モデルは限定されたベーシックな仕様とあって、ソニースタイルでのカスタマイズモデルが人気だ。納期は一時期3月上旬という状況だったが、現在は2月下旬に落ちついているようだ。
かくいう記者も、意気揚々と登録しておいた先行予約メールで申し込み、1月20日ごろ到着と喜んだのもつかの間。3%の割引に目がくらみ、ソニーカードを平行申し込みしてしまったら、実は審査終了後の出荷日程が適用され、たった1日の差で2月下旬に変わってしまうという痛い経験をした。
これほどまでに人気のtype P、売れ筋モデルはどんな構成か気になるところだ。
ソニースタイルによれば、カラーは「オニキスブラック」が60%でもっとも人気が高いという。続いて「ガーネットレッド」と「クリスタルホワイト」ともに15%で、「ベリドットグリーン」が10%。
ストレージは、SSDの64Gバイトが55%で、128Gバイトが35%、HDDの60Gバイトは10%。なお、SSD128Gバイトと64Gバイトの価格差は2万5000円と大きい。HDDの60GバイトとSSDの64Gバイトの価格差は1万5000円あるものの、多少のコストは覚悟してHDDよりも高速なSSDを選択する人が多いようだ。
CPUはAtom Z540(1.86GHz)が75%ともっとも多く、Atom Z530(1.60GHz)17%、Atom Z520(1.33GHz)が8%。なお、ハイスペックモデルのAtom Z540とAtom Z530の価格差は1万円。
バッテリは、標準仕様(S)が80%、大容量(L)が20%。圧倒的にスリムなSバッテリが人気のようだ。なお、大容量バッテリだと最大9時間駆動で、価格差は5000円。
ウェブカメラは、搭載が52%、非搭載が48%。価格差は2500円だ。Bluetoothは、搭載が85%、非搭載が15%。価格差は2500円。
OSは、Windows Vista Home Basicが60%、Home Premiumが20%、Businessが20%。もっともベーシックなOSが人気のようである。
なお、type P購入者の約45%が、キャリングポーチなどのアクセサリを同時購入しており、平均単価はおよそ12万5000円前後だという。
試しにもっとも割合の多い仕様でシミュレーションしてみると、11万4800円となった。これにケースやキャリングポーチなどのアクセサリを追加すると、まさに平均単価に近い数字になる。まだ仕様を迷っている人は、この仕様をベースに考えてみるのもいいかもしれない。
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