シャープと日亜化学工業は11月21日、LEDと半導体レーザーに関するクロスライセンス契約を締結したと発表した。これにより両社が所有するLEDと半導体レーザーの特許を、互いに利用できるようになるという。
シャープは、1968年にLEDの開発に着手し、1970年から量産を開始している。半導体レーザーに関しては、1982年、業界に先駆けてCD用の赤外半導体レーザーの量産をスタート。さらに2008年2月からは業界最高水準となる250mWパルス出力青紫色高出力半導体レーザーの量産に成功している。
一方日亜化学工業は、1993年に高光度青色LEDの開発に成功。以降1996年には白色LEDの開発、量産をスタート。半導体レーザー分野では、1995年に世界で初めて青紫色(410nm)窒化物半導体レーザーの室温パルス発振に成功している。
両社では、クロスライセンス契約の締結により「さらに高性能なLEDや半導体レーザーの創出を図り、急拡大する市場のニーズに応えていく」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス