効率化された電子メールサービスを企業に提供することを目標とするTaglocityは米国時間11月13日、同社が提供する「Microsoft Outlook」向けアドイン製品の最新リリースでは、Microsoftの電子メールクライアントにGoogleの「Gmail」アプリケーションですでに利用されている機能の多くを追加できると発表した。
Taglocityによると、「Taglocity 2.0」は、強化された検索、会話スレッディング、タグ、自動化といった、すでにGmailで利用されている機能をOutlookにもたらすという。このソフトウェアにより、ユーザーはどのOutlookアイテムにもタグを無限に割り当てることができ、いったんタグを設定すれば、アクションを実行することで日常作業を自動化できる。Taglocityは、Taglocity 2.0によって、電子メールをスケジュール化したり、追加タグを割り当てたり、メッセージを自動的に指定フォルダに移動したりできると主張している。
Taglocity 2.0によりOutlookに追加できる最も重要な点は、適切な形で電子メールでの会話を表示するというGmailの最も卓越した機能をユーザーが利用できるようになることだろう。Taglocity 2.0によってOutlookユーザーはGmailと同じように、関連のあるすべての電子メールをブログのように時系列でひとまとめにしたり、検索結果ですべての会話を仕分けたりできる。
Gmail機能をOutlookに取り入れることは、多くのユーザーが望んできた。しかし、これらはMicrosoftが提供している訳ではないため、Taglocity 2.0がOutlookの使い勝手を向上させるかどうかには議論の余地がある。機能はさておき、電子メールビジネスでは知名度がかなり重要だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)