台湾のディスプレイメーカーが、大手電気メーカーであるソニーの本拠地日本において、同社を出し抜くディスプレイを披露した。
Chi Mei EL(CMEL)は10月29日、日本で開催されているFPD International Exhibitionにおいて、厚さ1mm未満の25インチ型OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイを披露した。ソニーも同じ厚さのプロトタイプを製造しているが、そのサイズはわずか11インチである。
CMELのプロトタイプディスプレイの解像度はWXGA、つまり1366ピクセル×768ピクセルで、表示色数は1670万色である。まだ実際に製品化されてはいないものの、OLED市場の競争の激化を示唆している。
サムスン電子は12.1インチのOLEDプロトタイプを披露し、東芝とパナソニックもモニターやTV向けのプロトタイプを製作中である。その他にモバイル機器やハンドヘルド機器向けにより小型のOLEDディスプレイを製造するメーカーも既に数社あるが、市場にOLED TVを提供するのはソニーただ1社で、11インチ型の「XEL-1」を販売している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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