Psystarが販売するMacクローンPC「Open Computer」「OpenPro Computer」に、Blu-ray Discドライブを装着したものが登場した。それでも、同MacクローンPCはBlu-ray技術を活用してMacでできること以上の機能を提供することができないようだ。
Mac OS X愛好家で、Blu-rayは「厄介ごとばかり」というAppleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏の判断に納得しない人は、310ドルのBlu-rayドライブが付いたOpen ComputerやOpen Proを購入してもよいだろう。だが、Blu-rayの映画を挿入して、システムに付いた画面で高精細映画を鑑賞できるなどと期待しないほうが良い。
Ars Technicaも指摘しているように、Mac OSがBlu-rayプレイヤーをサポートしてないことから、ユーザーがOpen ComputerのBlu-rayドライブでできることといえば、Roxioの「Toast 9」を利用してBlu-rayディスクを作成することぐらいだ。AppleがBlu-ray技術をライセンスしてMac OS Xと互換性のあるプレイヤーを作成する動きは現時点では見られないし、Psystarも自社で機能を追加できる立場にない。
すでに、Toast 9を利用すれば、サードパーティのBlu-rayディスクドライブをMacに接続したりMac Proにインストールして、ファイルやホームムービーを作成できる。Blu-rayフォーマットのファイルに必要なストレージ容量を安価に入手できるコンピュータがよいというのであれば、Psystarを選択肢として検討してよいかもしれないが、そうでなければPsystarの動きにはあまり意味がないように筆者には見える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」