三洋電機は9月2日、充電池「eneloop」シリーズのコンセプト商品「eneloop universe products」として、充電式カイロやソーラーライト、充電式ポータブルウォーマーなどを発表した。発売は10月10日より。価格はオープンとなる。
eneloop universe productsは、充電式のカイロやポータブルウォーマーなどがすでに発売されている。今回は既発売の製品をブラッシュアップした2製品と、新製品3製品の5つが発表された。すべての商品が充電式で繰り返し使用できることがコンセプトだ。
USB出力付きソーラーライト「eneloop solar light SSL-LT1S」は、太陽光でも充電できるLEDライトだ。三洋電機独自の高効率「HIT太陽電池」を搭載し、AC電源、太陽光の2タイプの充電に対応。LEDライトとして活用できるほか、USB出力ソケットを内蔵し、USB対応機器への電力も供給可能だ。
LEDライトは全面が光るパネルライトと懐中電灯のように使えるビームライトの2種類を内蔵。パネルライトは9点灯、5点灯、1点灯と3段階に明るさが切り替えられるほか、付属ストラップにより吊り下げ設置にも対応する。
充電時間は太陽光充電時で15〜30時間、AC電源使用時で約3.5時間が必要。パネルライト9点灯使用時で約9時間連続で点灯できる。
本体は高さ28mm×横186mm×奥行き242mmで、重量が約800g。JIS IPX4相当の防水性能も備える。店頭想定価格は1万6000円前後となる見込みだ。
「eneloop soft warmer」は充電式のひざ掛け。専用カバーに合成皮革素材を用いたシシリーホワイトの「ENW-SW1S」と、フリース素材を採用したスカンジナビアストライプの「ENW-SW2S」という2タイプを用意した。
ヒーターマット、コントローラー、専用カバーから構成され、マイコン制御により、温度の上がりすぎを防止する。温度は「強モード」と「標準モード」の2段階切り替え。充電式のほか、AC電源でも使用できる。約3.5時間の充電で、約3.5時間(標準モード)の使用が可能だ。店頭想定価格はシシリーホワイトが1万3000円前後、スカンジナビアストライプが1万円前後の見込みだ。
充電式カイロ「eneloop kairo」には、充電池に単3形eneloop2本を採用した「KIR-LS1S」をラインアップ。電池交換ができるほか外出先での電池切れでも、予備電池を持つことで対応できる。
本体は専用アルミケースを採用し、両面が温かくなることが特徴。熱源であるPTCヒーターとマイコン制御により、温度の上がりすぎを抑えるほか、急速に温める「ターボモード」を搭載する。温度切り替えは強、弱の2段階を用意。電池残量は3段階で表示される。温かさは約5時間(弱モード)持続する。店頭想定価格は5000円前後。専用の布製ケースも付属される。
既発売の製品では卵型の「eneloop kairo KIR-S3S」に、布製の専用ケースを同梱したモデルを発売。店頭想定価格は4000円前後。充電式ポータブルウォーマー「eneloop anka KIR-S5S」は使用時間を最大2時間延長したモデルを販売する。こちらの店頭想定価格は1万5000円前後。
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